昔から「病は気から」と言います。
この「ことわざ」の私なりの見解ですが、気と自律神経は密接な関係があり、プレッシャーやストレスにより自律神経のバランスが崩れると病気になると言う先人の教えだと思います。
自律神経には、交感神経(緊張・興奮状態)と副交感神経(リラックス・休息状態)があり、外部からのストレス(人間関係・仕事・気候・騒音など)や精神的プレッシャーなどにより交感神経が緊張した状態が続くと、血管が収縮して毛細血管の血流が低下し細胞の機能が減弱するために様々な病気が発生しやすくなります。
ですから、心身の健康を保つためには自律神経を正常にする事が大事です。プレッシャーやストレス、焦り、緊張、睡眠不足などにより自律神経のバランスが崩れると東洋医学で言う「のぼせ・冷え」の症状が現れます。更に「のぼせ」が長く続くと血管が収縮して毛細血管の血流が悪くなり、様々な辛い症状がでてきます。
そこで当院では、西洋医学による診断・治療の他に、自律神経を正常にして毛細血管の血流を良くし、瀉血をする吸玉療法「石原式メデイカルカッピング」を行っています。
上記の「のぼせ・冷え」の症状が当てはまる方に石原式メデイカルカッピングをお勧めします。
ストレスがかかると自律神経のバランスが悪くなり、血管が収縮して、毛細血管の血流が減少します。その自律神経を調節しているのが視床下部です。視床下部は本能・感情の脳である大脳辺縁系の影響を受けます。
そして大脳辺縁系は知性・理性の脳である大脳新皮質の影響を受けています。
メディカルカッピング…カッピング(吸玉)は薬がない古代においてアフリカ大陸、ヨーロッパ、東南アジアなどで行われていた治療法で、現代でも代替医療としてヨーロッパやアジアの国々で行われています。
カッピングの方法は地域によって異なるため、日本人に合うカッピングを模索して出来上がったのが、瀉血をする吸玉療法である石原式メディカルカッピングです。石原式メディカルカッピングの最大の目的は、毛細血管の血流を良くして細胞の機能を向上させる事です。
そのためには第一に、自律神経の調整を行う位置にカップを付け、自律神経のバランスを良くする事で血管が拡張して血流が良くなります。
第二に、血管に溜まっている血液と組織液を抜く事で血行が良くなります(瀉血)。この二つを同時に短時間で行う治療が石原式メディカルカッピングです。
特殊な細い針で背中や足に深さ1mm程度穿刺し、その上にカップをつけて、その中を真空にし血液を抜く瀉血療法です。そうする事で、冷えやのぼせ・むくみの改善、肩こりや腰痛の軽減、自律神経の調整を促します。
メディカルカッピングにより自律神経を整え血管が拡張し全身の毛細血管の血流が良くなるため、血液が体の隅々まで流れるようになります。
さらに、皮膚から血液と組織液(老廃物や二酸化炭素などを含む体液)を抜く瀉血で老廃物の排出が促進されて、栄養素や酸素が細胞に行き渡りやすくなります。その結果、新陳代謝が上がり体温も上がります。
心身ともに元気になれる代替医療の治療法の一つ、それが石原式メディカルカッピングです。
始めに、背中から足にかけて約20個前後のカップをつけていきます。(約1~2分)
次に一度カップをはずし深さ約1mm程の針を一ヶ所につき約10回刺していきます。そして再度カップをつけ血を抜いていきます。
後頭部も同様に針を刺し血を抜いていきます。
最後にカップをすべてはずし血をふき取って終了です。(約8~10分)
などの原因で毛細血管が細くなり血流が悪くなります。
好転反応とは、治療によって自然治癒力が高まり、新陳代謝が良くなると共に解毒作用のため一時的に起こる症状です。この反応は体調が良くなると自然に消失しますので、ご心配はいりません。
血流が悪く組織液が多い場所に水泡ができます。入浴の時、強く擦らないでください。水泡ができる方は日頃水分を飲み過ぎている「水毒」の体質ですので水分の飲み過ぎに注意してください。
カッピング前後の自律神経のバランスと末梢血流量の変化を測定して統計学的に解析しました。カッピングにより自律神経のバランスが良くなり、毛細血管を含む末梢血流量が増えました。いずれも統計学的に有意差を認め、石原式メディカルカッピングは科学的に有効な治療法と考えます。
メディカルカッピングは完全予約制です。電話か受付窓口でご予約ください。
■メディカルカッピング 30分 … 9,900円(税込)※カードはご使用になれません。
初回の方は、月曜日の午後はご予約出来ません。
初回のみ予約時間の30分前にご来院頂き、石原式メディカルカッピングの説明と医師の診察を受けていただきます。
東京メトロ南北線、都営三田線「白金台」駅2番出口より徒歩3分です。